自民党幹部の本音を探る


自民党の幹部が実際に語った言葉を聞いてみましょう。自民党の幹部の方々が語っているところによると、“国”のためには、国民は生命も生活も犠牲にするべきものらしいです。

だったら、“国”って、国民にとっては災厄以外の何物でもありません。実際に自民党の幹部の方々が語っている動画を使って、自民党の本音を探ります。




1 自民党の幹部の方たちの熱い発言集

執筆日時:

最終修正:

筆者:平児

※ 本稿に埋め込まれた Facebook や tweet の動画については、著作権法で許される引用に当たり、同法の問題はないものと判断しています。

平児は自民党って、本音と建前が異なる政党だと思っています。なぜ、そう思うようになったかについてご説明します。まずは、短い動画を2本見てください。最初は稲田朋美さんの熱の入った講演です。

次は、安倍前総理の動画です。こちらも熱っぽく語っておられますね。

要するに、稲田朋美さんも、安倍前総理も、国民の命よりも、生活よりも“国”が大事だと言っておられます。お二人の熱っぽく語られる“国”ってなんでしょうね。どうやら、国民の生活よりも、生命よりも大切なものらしいです。

その“国”のためには、国民は生命も生活も犠牲にするべきものらしいです。だったら、お二人の言う“国”って、国民にとっては災厄以外の何物でもありませんね。


次に、自民党の幹部の方々の発言集をご覧になって頂きましょう。すごい内容ですけど、この動画でも皆さん熱っぽく語っておられます。本音が丸出しですね。

長勢甚遠先生が言っておられる「草案」とは、自民党が作った憲法改正草案ですが、ここから「国民主権」「基本的人権」「平和主義」を削除しなければならないと仰っておられます。

また、衛藤晟一先生は、領土問題の解決のために軍事力を使うと、熱く語っておられます。領土問題解決のために軍事力を使えと、ロシアや中国相手に戦えるだけの軍事力を持つと言っています。

そして、安倍前総理も、この方たちに熱く拍手をされています。


2 安倍前総理は、思い込みで戦争して人を殺してもOKと発言

次はTwitterから。ゆみさんの投稿した動画をご覧になってください。

安倍前総理、完璧に太田さんに言い負かされていますけど。安倍総理の仰りたいことは明確ですね。イラク攻撃は正しかったと言っています。

これって、家と家との関係で言うとこういうことです。

  • 国内で殺人事件が起きている。他人は信用できないから、銃で自衛するのは当然だ。武装しないのは他力本願だ。
  • 隣家が攻撃してくるという情報があったら、隣家に先制攻撃をかけて、女性、子供、年寄りを含めて皆殺しにしてもかまわない。
  • あとで、その情報が間違っていると分かったとしても、その時点では可能性があったのだから、隣家を皆殺しにしたのは正しいことだ。

ちょっと、怖すぎ! 自民党の憲法改正って、こういうことをやろうとしているんですね。



3 自民党に任せておいたら日本がだめになる

要するに、自民党の幹部の方々が熱く語っておられるように、その本音は日本から「国民主権」「基本的人権」「平和主義」をなくして、軍事力で領土問題を解決したいということなんですね。

もちろん、軍事力で攻め込まれたら、ロシアも韓国も黙っていないでしょう。アメリカだって、中立を守るとは限りません。韓国との同盟を守るために、日本に宣戦布告することだってあり得るでしょう。

衛藤晟一先生、何をどう間違ったのか尖閣についても軍事力を行使すると言っておられますから、これは、中国、フィリピン、ベトナムも黙っていませんね。

これらの国すべてを相手に、軍事力で勝てると思っているのでしょうか。お花畑に住んでおられる住人なのでしょうか?

自民党って、やっぱり戦前の軍国主義の思想が残っていると思います。それだけじゃなくて、この党に政治を任せておくのは、アジア各国への侵略を肯定することという気さえします。

最後に、あと2本、動画をご紹介して、この記事を終わります。1本目の動画は最後のところが重要です。ぜひ、最後までご覧ください。

この動画の最後で安倍前総理は、憲法のことを「いじましい、みっともない」と仰っておられますが、それは憲法ではなく自民党の方だと平児は思います。

次は、2021年の自民党総裁選候補者の高市さんの動画です。ちなみに安倍前総理は、この方をそのときの総裁選で推薦しておられます。