ミャンマーの警官を救おう


ミャンマーで軍事政権がクーデターによって成立した直後、市民の側に立って軍の放水を盾で守ろうとした警官がいました。

その後、ミャンマー軍は強硬な手段をとり、市民の側に犠牲者が多数出ています。

あの勇敢な警官が虐殺されないように、世界があの警官を忘れていないことを発信することが大切だと思います。




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1 ミャンマーの警察官の勇気ある行動

執筆日時:

最終修正:

筆者:平児

ミャンマーで軍事政権がクーデターによって成立してから、市民の抗議活動が頻発している。民主主義を求める市民の行動は軍事政権によっても抑えることはできないようだ。

先日、SNS によって勇気のある警察官の行動の動画が拡散されていた。軍がデモ隊に対して放水で追い散らそうとしていたときのことである。放水車の周りを盾を持って囲っていた警察官のうちの3名が、デモ隊の側に回って盾で放水から市民を守ろうとしたのだ。


これを見て、友達からDVDを貸してもらって観た映画「サンチャゴに雨が降る」のワンシーンを思い出した。ピノチェトがチリのアジェンダ政権を軍事クーデターで倒したときのことだ。整列した軍人の前で、上官が「お前たちは、正義の側に立つのか共産主義者の側に立つのか、共産主義者の側に立つ者は前に出ろ」というシーンがある。数人の軍人が前に出て、上官に対して向かい合う。だが、彼らは全員が銃殺された。


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2 あの警察官はどうなったのか

あの時点では、ミャンマー軍も国民を殺害するようなことまではしていなかった。しかし、わずか数か月で状況は変わってしまった。

その後、SNS でも大手マスコミでも、ミャンマーの勇敢な警察官がどうなったのかについての続報がない。あの SNS で拡散された動画を観てから、ずっと気になっている。あの警察官はどうなったのだろうか。

ミャンマーの軍事政権に対して、国際世論が、あの警察官に手を出すなという圧力をかけて欲しいと思う。人知れず、殺害されるようなことがないように。


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3 今できることで、市民の側に立った警察官を守ろう

SNS を使える多くの人々に訴えたい。あの警官たちを守るために、発信をしていこう。ミャンマーの軍事政権に対して、彼らを守れと圧力をかけようと。